“困っている人がいたら黙ってみていられない”
その想いが「アガペの家」の原点です。
見返りを求めることなく、ときには理由もたずねずに多くの人たちを迎え入れてきました。家庭内暴力から親子3人で逃げ出してきた方やいじめに遭って精神を病んでしまった方。皆、私にとっては家族と同じ存在です。
傷だらけで弱り果てた状態でここに居場所を求めた人たちが、現在も16人、ここで生活を共にしています。皆、感謝の気持ちと人の痛みを共有できる優しさを持ち、新たに加わる人たちを受け入れ、面倒をみてくれています。
30年以上にわたって取り組んできた農業の営み。自然の営みに触れながら、“人格”が変わっていく姿を何度も目にしてきました。2005年6月からはNPO法人として活動の幅を広げてきました。
これからも「アガペの家」は傷つき、弱った人たちの“居場所”であり続けます。「アガペの家」は助けを必要とされる方のための“居場所”です。
理事長 天野 勢津子
事務局長 和田 好弘